日程:平成28年3月26日(土)、27日(日)
会場:ももちパレス
26日(土)
14:15~ 集合
14:30~15:15 1st stage
自立支援を考える
柳川リハビリテーション病院 水田香織 先生
概要
現在日本では、今後の高齢化を予測し、地域包括ケアシステムの構築が叫ばれています。
私たちは、患者様を担当し、その方のリハビリテーションを行っていく中で、その方の状態や環境を考慮して目標を掲げていきます。
今回は、この地域包括ケアシステムを通して、担当させて頂いた患者様の今後の生活を考えた時に、何を目標とするべきなのか、リハ職としてどのような情報を提供するべきなのかについて発表させて頂きます。
15:30~16:15 2nd stage
肩疾患に対する脊柱柔軟性の重要性
福岡志恩病院 矢野由佳 先生
概要
臨床において、肩疾患に対し脊柱後彎などの姿勢不良例や柔軟性が低下している症例を多く経験します。
肩甲骨は胸郭上に浮遊している特徴をもつため、胸郭の柔軟性・頭位・脊柱の可動性さらに骨盤・下肢からの影響も無視できません。
今回当院での研究報告もふまえ、肩疾患に対する機能評価のあり方についてご紹介させて頂きます。
16:30~18:00 3rd stage
頚部の機能解剖と運動療法
文京学院大学 山﨑敦 先生
概要
頸部は床面より最も遠位に位置し,頭部を支持する必要があるためにメカニカルストレスがかかりやすい部位になります。
今回は頸椎の機能解剖を概説した上で,私が行っている運動療法を紹介いたします。
19:30~ 懇親会
27日(日)
10:00~10:45 4th stage
走る!!~繰り返す痛みに対して~
ふくもと整形外科 中川奈央 先生
概要
リハビリテーションを考える中で柔軟性の低下や筋出力の低下、姿勢の変化、動きの癖など様々な因子に直面します。その中でどこに着目しアプローチを考えるのか、何を優先して行うべきか迷う事も少なくありません。今回は私が担当させていただいている一症例に対して私が行ったアプローチやエクササイズを紹介させていただき、皆様の意見や視点をお聞かせいただけたらと思っております。
11:00~12:30 5th stage
運動器疾患のクリニカルリーズニングについて考える~患者さんに基づいて~
柳川リハビリテーション病院 中村健 先生
概要
実際に患者さんに行った自分なりのクリニカルリーズニングについてその臨床推論過程を発表させて頂きます。
12:30~13:30 昼休み
13:30~14:15 6th stage
肩腱板断裂保存療法における理学療法の一考察~機能評価と治療~
医療法人T.K こが整形外科クリニック 浮橋明洋
概要
日常の臨床において、肩関節周囲炎の診断を受けた患者に対する理学療法を多く経験する。しかし、肩関節周囲炎の定義は広く、中には腱板断裂の症例もいる。
初期評価において、これらの理学療法診断を行い、理学療法ゴールを設定することがとても重要であると考える。今回は、臨床で行っている、肩関節周囲炎、特に腱板断裂症例に対する機能評価と治療を紹介させていただく。
14:30~16:00 7th stage
超音波で向き合う臨床の疑問
南川整形外科病院
竹嶋誠 先生
西村勇輝 先生
概要
近年、運動器分野における超音波画像診断装置(以下、エコー)の進歩は目覚ましく、有用性が認められてきています。エコーは、骨・軟骨・筋・靭帯・血管・神経などの組織をリアルタイムに観察でき、さらに筋収縮や関節運動などの組織動態も診ることができます。
臨床では、病態に直接関連する局所の炎症や、組織の損傷および修復過程などを体表上の臨床所見と関連付けて考えることで、評価や治療におけるヒントを得ることができ、理学療法の展開に役立てています。
今回、これまでの経験から得た考えや臨床におけるエコーの活用法など、症例を提示しながら伝えていきたいと思います。