柳FES 2017 患者ファースト
日時:平成29年3月25日(土)14:30~18:00
26日(日)10:00~16:00
会場:西新パレス
懇親会:炙り炉端 山尾 博多駅前
4000縁
https://www.hotpepper.jp/strJ001049760/
タイムスケジュール
25日(土)
14:00~ 受付
14:30~15:15 1st stage
両側股関節OA患者の片側THA術後に生じた脚長差に対する歩容改善を目指して
熊本整形外科病院 川俣栞 先生
概要:
50歳代女性で末期の両側OAで術後の脚長差が3センチ残存する症例を担当する機会を得た。ニードがきれいに歩きたいであったため、歩行に着目し、アプローチ行った症例を提示する。
15:30~16:15 2nd stage
産後女性のためにPTとして出来ること
関志穂 先生
概要:
ライフサイクルにおいて常に変化する女性。その中でも大きな変化のある妊娠・出産。その時、女性は母となり自身の体・心は二の次にならざるを得ない。女性が"自分らしく・あるがまま"であるためには… 〜産後の悩みを解決する㊙術〜としてセミナーを行う中で、産後女性の抱える身体的・精神的・社会的問題。PTとして、"身体の変化により気づきをもたらす"ために行なっている活動内容をお伝えする。
16:30~18:00 3rd stage
膝関節の機能解剖と運動療法
文京学院大学 山﨑敦先生
概要:
下肢における中間関節である膝関節は,股・足関節による関節運動の影響を大きく受ける。
そのため,スポーツ傷害や退行変性などに起因する膝関節疾患が,理学療法の対象となることも少なくない。
今回のセミナーでは膝関節の機能解剖を概説した上で,具体的な運動療法について紹介いたします。
26日(日)
10:00~10:45 4th stage
生活行為目標を軸に捉えて医療–介護–地域のつながりを考える
介護老人保健施設 あやめの里 都甲幹太 先生
概要:
ICFの普及により、リハビリテーションの目標は、「心身機能の改善」「ADLの自立」「家庭復帰」に留まらず、「生活機能の向上」「社会参加」にも目が向けられるようになりました。また、地域包括ケアシステムの構築では、介護が必要になった場合でも、住み慣れた地域で暮らしを継続するための仕組みであり、ICFにおける目標と同様に、生活機能の維持・向上や社会参加がリハビリテーション職に求められています。
今回は、生活行為を向上させる支援とは何か、医療–介護–地域がそれぞれどのようにつながるべきか、実践をもとに考えたいと思います。
11:00~12:30 5th stage
正確な組織の触察から得られる臨床情報
特定医療法人整肢会 副島整形外科クリニック 山浦誠也 先生
概要:
我々臨床家にとって日々の臨床の本質は,患者の訴える症状に対して「評価・推論形成・アプローチ・評価(効果判定,推論の妥当性の検証)」という作業の繰り返しであり,この作業をより質の高いものとしていく為には患者の身体(組織)を正確に触れる事が重要であると個人的には考えている。今回,骨や筋の正確な触察から得られる臨床情報について具体的に呈示させて頂く。
12:30~13:30 休憩
13:30~14:15 6th stage
集中医療領域のリハビリテーション
~welcome it is 重症患者!!~
福岡記念病院 勝俣智和 先生
概要:
近年、ICU/HCU退室後、身体面、認知面、精神面の機能障害の残存・悪化に代表される集中医療後症候群(以下PICS)が注目され、死亡率の上昇やQOLの低下などの長期的な予後に大きな影響を与えています。その中で、我々セラピストによる集中医療領域の早期リハビリテーションは、PICSの予防において非常に重要な位置づけとなってきます。
今回は集中医療領域の早期リハビリテーションを行う上での包括的な病態把握、そのリスク管理を中心に、症例を通してお話しさせて頂きます。
14:30~16:00 Final stage
人工膝関節全置換術患者に対する理学療法戦略
~人工関節をどう捉えるか?~
筑後市立病院 梅田泰光 先生
概要:
近年は高齢者化に伴い変形性膝関節症の割合が増加しており、その治療法の一つに人工膝関節全置換術(TKA)があります。TKAの術後成績の安定性に関しては、多く報告されていますが、理学療法戦略に関しては患者個々に合わせた理学療法を提供する上では十分とは言えません。そこで、今回、人工膝関節のkinematics、TKA術後の他部位の変化、反対側への影響を踏まえた理学療法戦略の一例を症例を通して紹介させていただきます。